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Books, music, thinking and so on.

読書

書評 銃・病原菌・鉄/ジャレド・ダイヤモンド

洋風の椅子に机、流れているのはジャズ、広々とした店内、そして客はその全員が洋服を身にまとっている。そんなよくあるシアトル系カフェにいる。こうしてみると我々の周りはほとんどが西洋の文化で占められていることがわかる。私たちは今や食生活すらハン…

【書評】タイニー・タイニー・ハッピー/飛鳥井千砂

タイニー・タイニー・ハッピー (角川文庫) 作者: 飛鳥井千砂 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2012/10/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る はじめに 飛鳥井さんの小説を読むのは今回で三作目。一つ目が夏に読んだ「学校のセン…

【書評】生活保護-知られざる恐怖の現場/今野晴貴

生活保護:知られざる恐怖の現場 (ちくま新書)作者: 今野晴貴出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/07/10メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る 概要 「ブラック企業-日本を食いつぶす妖怪」などで最近ぼくが注目している社会学者の今野晴貴さん…

【書評】ブラック企業-日本を食いつぶす妖怪

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 (文春新書)作者: 今野晴貴出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/11/19メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 137回この商品を含むブログ (50件) を見る 読みながら何度か涙を流しそうになった。最近話題のブラック企業に…

動く社会に対して動きたくない人間に斬り込む!-「未来の働き方を考えよう」

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる作者: ちきりん出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/06/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (37件) を見る 最近人気沸騰中のブロガー、ちきりんさんの4冊目の本「未来の働き方を考えよう」を読みまし…

子供の世界の人間関係をあぶり出す-『世界地図の下書き』を読んだ

「桐島、部活やめるってよ」そして「何者」で人気の朝井リョウの最新作、「世界地図の下書き」を読んだので読書感想。最近注目している作家さんだったので、読んでた本に割り込ませて読んでみた。 世界地図の下書き作者: 朝井リョウ出版社/メーカー: 集英社…

【書評】坊っちゃん/夏目漱石

坊っちゃん (角川文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/05メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (24件) を見る 日本文学界の名作中の名作。 夏目漱石の坊っちゃんをこの歳で初めて読んだ。 夏目漱石は慶応三年(1867)に…